よくある質問
- Q. 築古物件は更地にしてから売った方がいいですか?
- A. 一概には言えません。更地にすると土地として売りやすくなりますが、木造住宅の解体費用は坪3〜5万円(30坪で90〜150万円)程度かかります。さらに建物を解体すると地方税法第349条の3の2に基づく住宅用地特例が外れ、固定資産税が最大6倍に跳ね上がります。費用と税負担を考慮すると、現状のまま買取業者に売却する方が手残りが多いケースが少なくありません。
- Q. 築何年くらいから売却が難しくなりますか?
- A. 木造住宅の法定耐用年数は22年(減価償却資産の耐用年数等に関する省令)です。多くの金融機関は「法定耐用年数−築年数」を融資期間の上限とするため、築20年を超えるとローン審査が厳しくなります。築30年以上では給排水管や屋根の大規模修繕が必要になり、担保評価がほぼゼロになることもあります。
- Q. 築古物件はリフォームしてから売った方が高く売れますか?
- A. 築古物件のリフォームは水回り交換だけでも100〜300万円、フルリフォームでは500万円以上かかることがあります。しかしリフォーム費用がそのまま売却価格に上乗せされるとは限りません。自己判断でのリフォームは過剰投資になるリスクがあるため、まずは現状のまま査定を受けて比較するのが確実です。
公開: 2026.02.01 更新: 2026.09.21
築古・老朽化物件とは
築古物件とは、建築から長い年数が経過した建物の総称です。明確な法的定義はありませんが、不動産市場では一般的に築20〜30年以上の物件を指します。
木造住宅の 法定耐用年数は22年 です(減価償却資産の耐用年数等に関する省令・別表第一)。これは税務上の減価償却期間であり、建物の物理的寿命とは異なりますが、金融機関の担保評価や住宅ローン審査に大きく影響します。多くの銀行は「法定耐用年数 − 築年数」を融資期間の上限とするため、築22年を超えた木造住宅は融資そのものが困難になるケースがあります。
老朽化物件は、経年劣化により建物の機能や安全性が低下した状態を指します。具体的には、給排水管の腐食、屋根・外壁の劣化、基礎のひび割れ、シロアリ被害などが該当します。
築年数と建物評価の関係
| 築年数 | 建物の状態 | 売却への影響 |
|---|---|---|
| 築20年超 | 住宅ローン審査で不利になり始める | 融資期間の制約で買い手が減少 |
| 築30年超 | 給排水管・屋根の大規模修繕が必要 | 修繕費を見込んだ値引きが前提に |
| 築40年超 | 設備全体の老朽化が顕著 | 建物の担保評価がほぼゼロに |
| 築50年以上 | 建替えか大規模リフォームが必要 | 土地値のみの評価になることが多い |
築古物件を売却したい理由
築古物件の所有者が売却を検討する背景には、維持コストの増大があります。築30年を超えると給排水管の交換、屋根の葺き替え、外壁の塗り替えなど大規模修繕が必要になり、数百万円単位の費用がかかります。修繕を先送りにすると劣化が加速し、資産価値がさらに下がる悪循環に陥ります。
また、相続で取得した築古物件を持て余すケースも多く見られます。住む予定がないまま空き家として放置すると、管理コスト(年間20〜50万円程度)がかかり続けるだけでなく、 空家等対策の推進に関する特別措置法 により「特定空家」に指定されると、固定資産税の住宅用地特例が解除される可能性があります。
築古物件が売りにくい理由
築古物件が一般市場で売れにくい最大の理由は、 住宅ローンの壁 です。木造住宅は法定耐用年数22年を基準に融資期間が制限されるため、築25年の物件では融資期間が短くなり、月々の返済額が高くなります。築年数が法定耐用年数を超えている場合、融資そのものを断る金融機関もあります。
買い手にとっても、購入後のリフォーム費用が不透明なことがハードルになります。水回りの交換だけでも100〜300万円、フルリフォームなら500万円以上かかることがあり、物件価格に加えてこの負担を見込む必要があります。結果的に新築・築浅を選ぶ買い手が多く、築古物件は長期間売れ残るリスクがあります。
売却方法の詳細は「築古物件の売却方法」、リフォームの判断基準は「築古物件のリフォーム」をご覧ください。
築古物件の売却方法
築古物件の売却方法は大きく4つあります。それぞれメリット・デメリットが異なるため、物件の状態と費用対効果を見て判断する必要があります。
1. 現状のまま仲介で売却
リフォームせず、そのままの状態で不動産会社に仲介を依頼する方法です。費用がかからない反面、買い手がリフォーム費用を見込んで値引き交渉するため、売却価格は低くなりがちです。売却までに半年〜1年以上かかることも珍しくありません。
2. リフォームして売却
リフォームで価値を高めてから売却する方法です。高値で売れる可能性がある一方、リフォーム費用(水回り交換で100〜300万円、フルリフォームで500万円以上)がそのまま売却価格に反映されるとは限りません。過剰投資のリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
3. 更地にして売却
建物を解体して土地として売却する方法です。木造住宅の解体費用は 坪3〜5万円(30坪で90〜150万円)が相場です。土地として売りやすくなる一方、建物を解体すると 住宅用地特例(地方税法第349条の3の2)が外れ、固定資産税の課税標準が最大6倍に上がります。解体後すぐに売れなければ税負担が増大するため、売却の見通しが立ってから着手するのが安全です。更地売却と現況売却の詳しい比較は「築古物件は解体すべき?更地売却vs現況売却」をご覧ください。
4. 買取業者に売却
そのままの状態で買取業者に直接売却する方法です。仲介売却より価格は低くなる傾向がありますが、確実かつ短期間(最短1〜2週間)で現金化できます。残置物がある場合や、雨漏り・シロアリ被害がある物件でも対応できるのが強みです。業者選びのポイントは「築古戸建の買取業者の選び方」で解説しています。
当社でも 築古一戸建ての買取事例 や 築古アパートの買取事例 がありますので、参考にしてください。
なないろ土地査定の築古・老朽化物件の買取
雨漏り・シロアリ・構造の傷みを織り込んだうえで、現状のまま査定します。修繕してから売る必要はありません。
買取の流れ
- 無料査定の申し込み:物件情報をフォームから送信(5分程度)
- 現地調査:雨漏り・シロアリ被害の有無・構造の傷み・再建築の可否を確認(必要に応じて)
- 買取価格の提示:3〜7営業日以内
- 契約・決済:合意後、最短2週間で現金化
対応エリア
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県の築古・老朽化物件に対応しています。雨漏りやシロアリ被害のある建物、旧耐震の木造住宅、解体費用が負担で手放せない物件もご相談ください。
こんな物件もご相談ください
- 雨漏り・シロアリ被害があり修繕費が読めない物件
- 解体費用を先に負担できず売却に踏み切れない物件
- 長年空き家で内部の状態が分からない建物
- 相続したが誰も住む予定のない築古住宅
- リフォーム済みだが買い手がつかない物件
- 不動産業者から「古家付き土地として安くなる」と言われた物件
よくある質問
Q. 築50年以上ですが買い取ってもらえますか?
A. はい、築50年以上でも買取可能です。法定耐用年数(木造22年)を大幅に超えていても、建物の状態と土地の価値を総合的に判断して査定いたします。実際に 築古一戸建て(1960年頃築) や 築古アパート(1976年築) の買取実績があります。
Q. 雨漏り・シロアリ被害がありますが大丈夫ですか?
A. 対応可能です。 契約不適合責任(民法第562条)の観点から、雨漏りやシロアリ被害は売主の告知義務がありますが、買取の場合は業者が瑕疵を織り込んだ上で査定するため、修繕せずそのままの状態で売却できます。詳しくは「雨漏り・シロアリのある家の売却」をご覧ください。
Q. 家財道具がそのままですが…
A. 残置物があっても対応可能です。撤去費用を考慮した査定、または残置物ありのままでの買取にも対応しています。
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