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借地人に底地を売る交渉術|適正価格の決め方

公開: 2026年1月10日
#底地 #借地人 #交渉 #価格

なぜ借地人への売却が最も有利なのか

底地を売却する場合、借地人への売却が最も高値になることをご存知でしょうか。底地売却の3つの選択肢については「底地を売却する方法」もご覧ください。

その理由は、借地人にとって底地購入には大きなメリットがあるからです。

借地人が底地を購入するメリット

  1. 完全所有権の取得: 土地と建物の両方を所有できる
  2. 地代の支払い終了: 毎月の地代から解放される
  3. 更新料が不要に: 将来の更新時の負担がなくなる
  4. 自由な建替え: 地主の承諾なしで建替え可能
  5. 売却しやすくなる: 完全所有権は市場で売りやすい
  6. 住宅ローンが使える: 担保価値が上がり融資を受けやすい

これらのメリットがあるため、借地人は第三者よりも高い価格を支払う動機があります。

借地人への売却価格の相場

借地人への売却価格は、一般的に更地価格の30〜50%程度です。

売却先価格の目安
借地人更地価格の30〜50%
買取業者更地価格の10〜15%

借地人への売却なら、買取業者の2〜3倍の価格が期待できます。

適正価格の決め方

基本的な考え方

底地価格は「更地価格 × 底地割合」で計算するのが基本です。

底地割合は、借地権割合の裏返しです。

底地割合 = 1 - 借地権割合

例えば、借地権割合が60%なら、底地割合は40%となります。

価格算出の具体例

条件

  • 更地価格:5,000万円
  • 借地権割合:60%(路線価図より)
  • 底地割合:40%

計算

底地価格 = 5,000万円 × 40% = 2,000万円

ただし、これは理論値であり、実際の取引では交渉により決まります。

価格に影響する要因

以下の要因により、価格は上下します。

価格が上がる要因

  • 立地が良い(駅近、人気エリア)
  • 借地人の購入意欲が高い
  • 地代が周辺相場より安い
  • 契約残存期間が短い

価格が下がる要因

  • 借地人の資金力が低い
  • 建物が老朽化している
  • 地代が周辺相場並み
  • 地主が早期売却を希望

借地人への交渉の進め方

ステップ1:売却意思の伝達

まずは借地人に底地売却の意思を伝えます。いきなり価格を提示するのではなく、購入意思の有無を確認しましょう。

伝え方のポイント

  • 書面と口頭の両方で伝える
  • 威圧的にならないよう注意
  • 購入のメリットも説明する
  • 回答期限を設ける(2〜4週間程度)

ステップ2:価格交渉

借地人に購入意思があれば、価格交渉に入ります。

交渉のコツ

  • 最初は高めの価格を提示する
  • 根拠を示して説明する(更地価格、借地権割合など)
  • 相手の反応を見ながら調整
  • 最終的な希望価格を明確に持っておく

ステップ3:条件の詰め

価格がまとまったら、その他の条件を詰めます。

  • 支払い方法(一括・分割)
  • 引渡し時期
  • 契約書の作成方法
  • 登記費用の負担

ステップ4:契約締結

条件がまとまったら、売買契約を締結します。不動産会社や弁護士に契約書の作成を依頼することをおすすめします。

交渉がうまくいかないケース

借地人との交渉が難航するケースもあります。

価格が折り合わない

地主と借地人で価格の認識が大きく異なる場合、交渉は長期化します。

対処法

  • 第三者(不動産鑑定士等)の評価を取る
  • 分割払いなど支払い条件で調整
  • 時間をおいて再交渉

借地人に資金がない

購入意思はあるが資金がないケースです。

対処法

  • 住宅ローンの利用を提案
  • 分割払いを認める
  • 一部売却(借地人の一部への売却)を検討

借地人が購入を拒否

借地人に購入意思がないケースです。

対処法

  • 買取業者への売却を検討
  • 時間をおいて再打診
  • 借地権の買取を逆提案(同時売却につなげる)

交渉を成功させるポイント

1. 感情的にならない

借地権関係は長年の付き合いがあり、感情的になりがちです。ビジネスとして冷静に交渉しましょう。

2. Win-Winを目指す

一方的に有利な条件を押し付けると交渉は破綻します。双方にメリットのある取引を目指しましょう。

3. 専門家を活用する

底地の売買は複雑です。不動産会社や弁護士など、専門家のサポートを受けることをおすすめします。

4. 書面で残す

口頭での約束はトラブルの元です。合意事項は必ず書面に残しましょう。

まとめ

借地人への底地売却は、最も高値が期待できる方法です。

交渉のポイント

  • 適正価格の根拠を持って交渉する
  • 双方にメリットのある取引を目指す
  • 専門家のサポートを受ける
  • 合意事項は書面で残す

交渉がうまくいかない場合は、買取業者への売却という選択肢もあります。

当サービスでは底地の売却相談を承っています。借地人への売却交渉のアドバイスから、買取まで幅広く対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 借地人への売却価格の相場は?
A. 更地価格の30〜50%程度です。買取業者(10〜15%)より2〜3倍高く売れる可能性があります。
Q. 借地人への交渉を成功させるポイントは?
A. 感情的にならない、双方にメリットのある取引を目指す、専門家を活用する、合意は書面で残すことです。
Q. 借地人が購入を拒否したらどうする?
A. 買取業者への売却を検討、時間をおいて再打診、借地権の買取を逆提案して同時売却につなげる方法があります。

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